石油とプラスチック
炭素系のモノマーを作る原料として現在一番良く使われているのは石油です。 「エネルギー安全保障」といった表現もあるように、石油は一般には燃料源と いうイメージが強いのですが、実はエネルギーとしては天然ガス系の方が色々 な意味で有望です。石油の重要性はプラスチックを代表とする石油化学産業の 原料と見る方がよいくらいなのです。
その石油(原油)というものは、単純な分子式で書けるようなものではなく、 さまざまな物質を含んでいます。それを扱いやすくするため、高温で一度蒸発 させてから、液体に戻る温度で分けていきます。350℃程度でも気化しない 成分はアスファルトや重油として用いられます。それよりやや低い温度に戻す ことで液化するものは軽油、さらにそれより低いのが灯油、そして室温に近い レベルで液体に戻るのがナフサです。それでもまだ気体のものは石油ガスと呼 ばれますが、これは天然ガスに近いものです。
ナフサからは2つの重要な物質が作られます。一つはガソリンであり、もう 一つがプラスチックなどに使われる石油化学製品材料です。さまざまな条件に おいてさまざまな物質と反応させることでさまざまなモノマーを作り、さらに それを重合させることでさまざまなポリマー(プラスチック)を作るのです。
中東などでは、比較的安価なエタンからエチレンを作る試みもあります。住 友化学はそのために、サウジアラビアに大規模なプラントを作っています。
プラスチックの分子的説明
熱可塑性と熱硬化性
プラスチックの勉強資料 目次一覧
プラスチックの語源と定義
弾性変形と塑性変形
プラスチックの分子的説明
石油とプラスチック
熱可塑性と熱硬化性
熱可塑性プラスチックの3ランク
ビニル基と代表的な置換基
共重合とコポリマー
合金的プラスチックのポリマーアロイ
異物を添加することによる性能向上
プラスチックの一般的特徴
プラスチックの成形
プラスチックの原点セルロイド
フェノール樹脂とベークライト
熱硬化性のユリアやメラミン樹脂
シリコーンその他熱硬化性樹脂
プラスチックの基本ポリエチレン
発泡スチロール
フッ素樹脂とテフロン
アクリル樹脂
ポリエステルとPETボトル
リライタブルなPET-Gフィルム
CDにも使われるポリカーボネート
ポリアミドとナイロン
生分解性プラスチックの概要
植物からポリ乳酸プラの製造過程
生分解性プラスチック製ノートPC
古紙から生分解性プラスチック
導電性プラスチック
イーメックスが導電性高分子伸縮
シャープの廃プラスチック再生技術
廃プラスチックと燃料電池
プラスチック基板半導体技術
光や温度に反応するポリマー
松下電工のFRPリサイクル技術
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