熱可塑性と熱硬化性
プラスチックを大きく2つに分類すると、熱可塑性のものと熱硬化性のもの とがあげられます。熱可塑性というのは、加熱することによりどんどん柔かく なって塑性変形を起こしやすくなり、その状態での形が冷えて硬くなった時に も踏襲される性質です。熱硬化性というのは、加熱することでむしろ硬くなる 性質です。前者の場合、ある形状のプラスチックが不要になれば、それを高温 で溶かして別の形にすればよいのですが、後者の場合、最初に合成する時点で 形が決まってしまい、融解による再利用というのは難しくなります。合成自体 も厳密さが要求されます。ただし、熱に強いというメリットもあります。
3章で大半のプラスチックは鎖状高分子と述べましたが、実はこれは熱可塑 性プラスチックについて、ということです。低温では分子間力は比較的強いの ですが、高温にすると分子の運動がそれを上回って激しくなり、お互いの位置 の自由度が増し、変形が可能になるわけです。
一方、熱硬化性プラスチックはモノマーがもっと複雑に絡み合っています。 高温にしながら化学反応を起こさせてその絡み合いを実現するのですが、一度 それができあがると、再び高温にしても位置の自由度はほとんど増えません。 だから形が保たれ続けるのです。
石油とプラスチック
熱可塑性プラスチックの3ランク
プラスチックの勉強資料 目次一覧
プラスチックの語源と定義
弾性変形と塑性変形
プラスチックの分子的説明
石油とプラスチック
熱可塑性と熱硬化性
熱可塑性プラスチックの3ランク
ビニル基と代表的な置換基
共重合とコポリマー
合金的プラスチックのポリマーアロイ
異物を添加することによる性能向上
プラスチックの一般的特徴
プラスチックの成形
プラスチックの原点セルロイド
フェノール樹脂とベークライト
熱硬化性のユリアやメラミン樹脂
シリコーンその他熱硬化性樹脂
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アクリル樹脂
ポリエステルとPETボトル
リライタブルなPET-Gフィルム
CDにも使われるポリカーボネート
ポリアミドとナイロン
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植物からポリ乳酸プラの製造過程
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