合金的プラスチックのポリマーアロイ:プラスチックの勉強資料

合金的プラスチックのポリマーアロイ

合金的プラスチックのポリマーアロイ

コポリマーというのは、複数種類のモノマーが結合して、あくまでも一つの 高分子を作り上げるものです。一方、ポリマーのレベルで、複数種類が混じる プラスチックがあります。ちょうど複数種類の金属が混じって合金になるのに 似ています。合金は英語で“alloy”といいますが、こうしたプラスチックはそ の連想で、ポリマーアロイと呼ばれます。ポリマーアロイの融点(液状になる 温度)やガラス転移点(結晶性プラスチックがガラス状からゴム状になる温度) は、元の複数のポリマーのそれの中間的な値となります。

代表的なポリマーアロイは、ハイ・インパクト・ポリスチレン(HIPS) です。ポリスチレンに対してゴムに近い性質を持つポリブタジエンを混ぜるこ とで、耐衝撃性を高めたものです。ただし透明性は犠牲になります。

別の例としては、ポリフェニレンエーテル(PPE)とポリスチレンなどを 混ぜたエンジニアリング・プラスチック変性PPEがあります。PPEは強度 や耐熱性や耐薬品性が非常に高いのですが、反面で成形性が非常に低いのです。 これに対してポリスチレンを、あるいは上記のHIPSを混ぜることで、成形 性は非常に向上します。PPEは、やはりエンジニアリング・プラスチックで あるポリアミドと混ぜて、成形性や耐溶剤性を高くすることもあります。同じ くエンジニアリング・プラスチックで透明性に富んだポリカーボネートも衝撃 性などを高めるために各種ポリマーと混ぜて使われます。

東レは2005年10月、数nmというサイズで3次元的連続構造を安定的に 自己組織化させながら樹脂を混ぜ合わせる、ナノアロイ技術を開発しました。 例えばポリカーボネートとポリブチレンテレフタレートから連続構造を形成し、 耐薬品性、耐衝撃性、耐熱性、耐湿熱性、透明性などを飛躍的に高めることが 可能になるということです。

共重合とコポリマー 異物を添加することによる性能向上

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異物を添加することによる性能向上

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