熱硬化性のユリアやメラミン樹脂
前章で述べたホルムアルデヒドですが、フェノールでなく尿素やメラミンと も結合し、ポリマーとしてやはり熱硬化性プラスチックを作ります。尿素とい うのはNH2CONH2という分子式で、一般にはアンモニアと二酸化炭素から 合成されますが、生体ではタンパク質が分解されて生じ、水に溶けて尿となっ て排泄されます。ちなみに痛風の原因となるのは尿酸でありこちらはほとんど 水に溶けません。尿素とホルムアルデヒドからできた熱硬化性プラスチックは ユリアと呼ばれ、接着剤や塗料、一部の成形品として1920年頃から使われ ています。着色性に富むという長所の反面、未反応のホルマリンが溶け出しや すいという問題もあります。
一方メラミンというのは図のようにベンゼンとは異なる六角状分子で、その 2分子とホルムアルデヒド1分子が脱水結合し、さらに重合してメラミン樹脂 となります。熱可塑性ならポリメラミンとでもなるのでしょうが、熱硬化性の 場合、樹脂と呼ばれるのが普通です。メラミン樹脂は非常に表面硬度が高く、 化粧板として家具や内装に使われます。ただし衝撃には強くありません。
フェノール樹脂とベークライト
シリコーンその他熱硬化性樹脂
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