プラスチックの基本ポリエチレン:プラスチックの勉強資料

プラスチックの基本ポリエチレン

プラスチックの基本ポリエチレン

歴史的な経緯によりセルロイドとベークライト、そしてその関連でいくつか の熱硬化性プラスチックを先に説明してしまいました。少し前後するようです が、ここでは一番基本的なプラスチックであるポリエチレンについて説明しま しょう。食品の包装などで身近な物質です。

3章でも少し述べたように、ポリエチレンというのは主鎖が炭素基、側鎖が 水素基です。エチレンというのはC2H4というモノマーですが、その二重結合 が切れて一次元状につながった(重合した)ポリマーがポリエチレンです。比 重は1以下で、電気絶縁性もよく、柔軟性があります。透明度もまあまあです。 そして廉価です。ただし熱には非常に弱く、耐久性もあまりありません。

重合の際には、反応のきっかけになる開始剤と、反応を終わらせる停止剤が 使われます。いずれも一種の触媒です。停止剤の量によってポリマーの大体の 長さが決まるのです。

ポリエチレンには低密度のものと高密度のものとがあります。前者は比較的 高圧で製造し、結晶状態をほとんどとりません。フィルムやチューブ、ポリ袋 などに用います。後者は比較的低圧で製造し、かなりの結晶構造を持ちます。 軟化温度も高く、また強度も増しています。ただし透明度は落ちます。ポリバ ケツやパイプなどは、通常こちらが使われます。

7章で述べましたが、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレンなど エチレンの水素基の一つが別の基に置換されたものが重合したプラスチックが いくつかあります。

エチレンやその水素基一つが置換されたビニル基は、二重結合を持つので、 炭素とそれについた基を一つのまとまりとして見た時に、まとまり同士が二重 結合を軸に自由に回転することはありません。しかしポリマーになると、その 回転が自由になります。従って比較的やわらかいプラスチックが得られます。

シリコーンその他熱硬化性樹脂 発泡スチロール

プラスチックの勉強資料 目次一覧

プラスチックの語源と定義

弾性変形と塑性変形

プラスチックの分子的説明

石油とプラスチック

熱可塑性と熱硬化性

熱可塑性プラスチックの3ランク

ビニル基と代表的な置換基

共重合とコポリマー

合金的プラスチックのポリマーアロイ

異物を添加することによる性能向上

プラスチックの一般的特徴

プラスチックの成形

プラスチックの原点セルロイド

フェノール樹脂とベークライト

熱硬化性のユリアやメラミン樹脂

シリコーンその他熱硬化性樹脂

プラスチックの基本ポリエチレン

発泡スチロール

フッ素樹脂とテフロン

アクリル樹脂

ポリエステルとPETボトル

リライタブルなPET-Gフィルム

CDにも使われるポリカーボネート

ポリアミドとナイロン

生分解性プラスチックの概要

植物からポリ乳酸プラの製造過程

生分解性プラスチック製ノートPC

古紙から生分解性プラスチック

導電性プラスチック

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シャープの廃プラスチック再生技術

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プラスチック基板半導体技術

光や温度に反応するポリマー

松下電工のFRPリサイクル技術