発泡スチロール
7章で述べたように、ビニル基とC6H5-というベンゼン基が結合したものを モノマーとして重合したものがポリスチレンです。高周波絶縁材料や食品容器 やCDケースなどに使われる、かなり基本的なプラスチックの一つです。また イオン交換樹脂の原料にもなります。
しかしポリスチレンはさらに身近に使われています。これを発泡させたもの が発泡スチロールと呼ばれる、といえばおわかりでしょうか。一般に気体泡を 大量に含んだプラスチックを発泡プラスチックと呼びますが、発泡スチロール はその代表的な例です。
発泡スチロールの泡は、重合して固まる際に、炭酸水素ナトリウムなどが混 ぜられることでできあがります。泡は分散してプラスチックのすみずみにまで 入り込むのです。その効果には下記のようなものがあります。
・熱を遮断する(冷凍庫などの断熱材)
・音を遮断する(部屋の防音材)
・力を吸収する(衝撃の緩和)
・きわめて軽い(パンクしない浮き袋)
積水化成品工業は2004年6月、使用済みの発泡スチロールと、廃家電か ら出されるポリスチレン系リサイクル原料とから、発泡性ポリスチレンビ-ズ 「エプスレムERX」を製造する技術を確立したと発表しました。
このエプスレムERXは通常のEPS成形機で成形でき、これを元に新たな 発泡スチロールへとリサイクルできます。通常の発泡スチロールより高い対衝 撃特性を持ち、発泡倍数は60倍まで対応できます。
ポリスチレン系リサイクル原料は、テレビ裏面のパネルや冷蔵庫内の樹脂な どが主に想定されています。またリサイクルされた発泡スチロールの用途とし ては、家電製品や事務機器やおもちゃなどの包装が考えられます。2004年 8月にシャープから販売された大型テレビ「AQUOS」の包装材として採用 されました。
プラスチックの基本ポリエチレン
フッ素樹脂とテフロン
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共重合とコポリマー
合金的プラスチックのポリマーアロイ
異物を添加することによる性能向上
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プラスチックの成形
プラスチックの原点セルロイド
フェノール樹脂とベークライト
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CDにも使われるポリカーボネート
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