イーメックスが導電性高分子伸縮
導電性プラスチック(導電性高分子)の材料としては、芳香族化合物が連な ったポリマーも重要です。芳香族というのは例えばベンゼン(C6H6)です。 6つのCは正六角形状に結ばれていますが、やや比喩的にいうと、それぞれの 結合は1.5重結合という感じです。そのうちの0.5重分がπ結合なのです。
また、ピロールやチオフェンなど、五角形状でやはりπ結合(不飽和結合) を持つ分子もあります。そのピロールを重合させたポリピロール(導電性高分 子)を用いて、イーメックス社は電流でコントロールした伸縮を実現しました。 同じ導電性物質でも金属では伸縮が難しいのですが、プラスチックであれば、 ロボットのための人工筋肉にも応用ができそうです。
同社ではまずポリピロールにより、直径0.25ミリの細い複合構造体を作りま した。それを数千本単位で並列させて電気を流すことで、15%の伸縮割合を 確認しました。1センチ角×1.5ボルトで220Kgのものを持ち上げたというこ とです。
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