廃プラスチックと燃料電池
リサイクルではないのですが、廃プラスチックを有効利用し、特に燃料電池 に欠かせない水素やメタノールを得る取り組みを二つ紹介しましょう。
一つはダイセル化学と新日鉄です。塩化ビニルをはじめとしたプラスチック を部分酸化分解し、一酸化炭素と水素、それに塩化水素を得ます。一酸化炭素 と水素からはメタノールが合成されるので、それをモバイル機器電源などとし て注目されているダイレクト・メタノール型燃料電池で使うわけです。もちろ ん水素を直接燃料電池で使うこともできます。一方の塩化水素は水に溶かして 塩酸として回収します。
もう一つは宇部興産と荏原製作所が合弁で設立したイーユーピーという会社 です。やはり塩化ビニルをはじめとしたプラスチックから、まずは600~800 ℃ の低温ガス化炉で、続いて1300~1500 ℃の高温ガス化炉で、加圧してガス化し ます。これによりやはり水素と一酸化炭素が得られるので、それを上記と同じ 形で燃料電池用に役立てます。プラスチックの種類によってはアンモニアなど が合成できることもあるとのことですが、これはおそらくメラミンなどアミノ 基があれば、ということだと思います。
シャープの廃プラスチック再生技術
プラスチック基板半導体技術
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